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猫さんの完全室内飼いについてまとめてみました。

猫さんの完全室内飼いについてまとめてみました。
2018年11月14日

はじめて猫を飼い始める際、外に出さずに家の中で飼うか、家と外を自由に行き来させて飼うかで迷う飼い主さんは多いと思います。

最近は、猫は完全に室内で飼うことが推奨されていますが、じっと窓の外を見つめる後ろ姿を見たりすると、猫さんを家の中に閉じ込めておくのはかわいそうなのでは… と思ってしまいますよね。

ですが、メリットとデメリットという視点で見れば、猫を室内で飼うということはメリットのほうがずっと大きいので、室内の環境をちゃんと整えてあげれば猫さんは外に出なくても幸せに暮らせると思います。

今回は猫さんの完全室内飼いについてまとめてみました。

完全室外飼いのメリット

出典:Pixabay

完全室内飼いの最も大きなメリットは「室外で生じる命に関わるリスクを避けることができる」ということではないでしょうか。
特に、次の3つのリスクを避けることができるということに、大きな意義があると思います。

  1. 猫エイズ・猫白血病などの重い病気の感染
  2. 交通事故に遭う
  3. 保健所に連れていかれる

感染症の可能性はゼロでは無いかもしれませんが、室内飼いなら交通事故に遭ったり、保健所に連れて行かれるということは起こりません。

他にも、野良猫と喧嘩して大怪我をしたり、迷子になって家に戻れなくなってしまったりと様々なリスクがあります。

もちろん、室内にもリスクは存在しています。

バスタブでの溺死や、電気コードでの感電・家電の落下、ストーブなどによる火傷など、注意すべきことは多数ありますが、それらの多くは飼い主の対策によって回避できるものがほとんどです。

実は危険以外のリスクも…

出典:Pixabay

室外飼育で避妊手術をしていない猫さんだと、外で妊娠してくる、もしくは野良猫を妊娠させてしまう場合があります。
猫さんが子猫を生んだら飼育の負担が増え、養いきれない場合は里親を探すなどの必要が出てきます。
また、野良猫を妊娠させた場合、生まれてきた子猫は保健所に連れて行かれる可能性があるということも見過ごせません。

ちょっと気が重い数字なのですが、環境省の統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成30年11月1日)」によると、平成29年度に全国の保健所で引取られた62,137匹のうち、殺処分されてしまった猫さんは34,865匹、そのうち21,613匹が離乳していない子猫さんです。

この数字を見て現実を知ると、こういったかたちでの出生を減らすことは殺処分を減らすことにもつながるのではないかと思いました。

知らないうちに猫さんの殺処分に加担してしまっているかもしれません。

室内飼いと室外飼いの平均寿命

出典:Pixabay

猫さんの飼育環境の違いによって平均寿命にも差が出てきます。
平成29年の日本ペットフード協会の調査では完全室内飼育で約16.2年外に出る猫さんで約13.8年という結果でした。
尚、正確なデータはありませんが野良猫は約3~5年が平均的寿命なんだそうです。猫さんが室外で事故や喧嘩によるケガ、感染症など、多数のリスクにさらされる機会が多くなることが平均寿命に影響すると推測できます。

外を眺めているのは外に行きたいからではない?

猫さんが外を眺めているのは、必ずしも「外に出たい!」というサインではありません。
自分の縄張りとそうでない場所との境界の確認だったり、外にいる小鳥や、気になるものを見ているだけ、ということも多いそうです。

猫さんが快適な居住空間を

出典:Pixabay

室内で猫さんたちが快適に生活するためには、食事、排泄、遊び、休息などについて猫さんの視点で整えてあげることが必要があります。

食事…
室内で生活していると肥満になりやすくなります。年齢に合った適度な餌やおやつの量、十分な運動を飼い主がサポートしていく必要があります。

排泄…
きれい好きな猫さんたちにとって、汚いトイレはストレスを感じてしまいます。
人間の都合で排泄場所を制限しているわけですし、トイレは常にキレイにしてあげたいですね。また汚れたトイレは粗相の原因にもなります。

遊び…
室内で暮らす猫にとって、遊びの時間は狩猟本能を満たしたりストレス発散の為にも大切な時間です。
飼い主とのコミュニケーションを深めるためにも大切な時間です。でも無理強いは禁物です。

休息…
猫さんが体を休めることが出来るスペースは必須です。静かで狭い場所、下が温かい柔らかい場所、高いところ等は猫さんがリラックスしやすい場所です。
猫さんの好みに合わせて準備してあげると良いと思います。

まとめ

室内飼いか室外飼いかは飼い主さんの考え方があると思いますが、室内飼いは猫さんの安全や平均寿命を見てもメリットのほうがデメリットを上回るのではないでしょうか。

屋外で自由に活動出来ることは、猫さんたちにとって自由でとても刺激的なことかもしれません。ですが、その自由には生命に関わる様々なリスクと引き換えになることも飼い主さんは気に留めておくべきでしょう。

愛すべき猫さんたちと少しでも長く幸せに過ごせるように、安全で快適で感動のある生活をめざしたいですね!

 

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