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元気なのに猫さんが吐くのはなぜ? 猫さんの嘔吐について

元気なのに猫さんが吐くのはなぜ? 猫さんの嘔吐について
2019年10月18日

猫さんを買っている方なら、ふと気がつくと廊下に猫さんが吐いたものが落ちてる… という状況に幾度となく出くわしていると思います。

フードや透明な液体を吐いたりしているものの、具合が悪そうな雰囲気は一切なく元気に過ごしています。
こんなとき、人間の感覚で見てしまうと、体調が悪かったり病気になっているのではないかと心配になってしまいますよね。
ですが、猫さんが吐くのは体調不良のときだけではなく様々な場合があります。

ある日、我が家の猫さんが廊下や階段など複数の場所に吐いていて、頻度が多かった日がありました。
猫さんの様子はいつもどおり元気で食欲もあったので様子を見ることにしましたが、気になったので詳しく調べてみたことを、みなさんのお役に立てればと思いまとめてみました。

猫さんはどういうものを吐くの?

猫さんが吐いたものかを観察することで、猫さんの状態をある程度知ることができます。

猫の吐しゃ物
[写真] 吐き出したほぼ消化されていないままのフード

消化されていないフードや、泡の混じった黄色い液体

食べ過ぎたりフードが合わなかったりするときや、ストレスや空腹時にも吐いてしまうことがあります。
念の為、異物や血液が混ざっていないかを確認しましょう。

 

毛玉・猫草

毛の色や長さによって見た目は変わりますが、吐しゃ物の内容が毛や猫草、フードが混ざっているようなら多くの場合、生理現象であることが多いです。
その後の猫さんの様子を観察し、いつもと違う様子が見られたら獣医師の診察を受けましょう。

 

血液が混ざった液体

重い病気になっている可能性があります。
さまざまな原因で食道に傷がついてしまった場合も血液が混ざることがあります。
すぐに獣医師の診断を受ける必要があります。

 

消化できないものが混ざっている

異物を吐き出したからといって安心はできません。
異物が体内に残っている場合や、吐き出す際に消化管を痛めている可能性があります。
獣医師の診断が必要です。

 

どんなときに吐くの?

猫さんが嘔吐する原因は体調不良だけではなく、生理的な原因でも嘔吐する場合があります。
油断は禁物ですが、吐いた原因を知っていれば慌てる事はありません。
猫さんの様子をよく観察し、落ち着いて対応できるようにしておきましょう。

フードを食べ過ぎた

猫さんはフードを食べすぎたり、急いで食べたりしたあとに吐いてしまうことがあります。
また食べ過ぎたフードが、食後に飲んだ水で膨らんでしまい吐いてしまうこともあるようです。

フードが体質に合っていなかった

フードの形やサイズが猫さんに合っていなくて喉に違和感を感じたりした場合や、フードの成分が体質的に合わない場合も吐く場合があります。フードの品質ではなく猫さんとの相性が合わない場合もあるので、その場合は別なフードを試したりしながら様子を見ましょう。

グルーミングした毛を吐き出す

胃の中に溜まった毛を吐き出すことがよくあります。毛が短い種よりも、毛の長い種の方が舐め取る量が多いため吐く回数が多くなる傾向があります。
毛を吐く回数が多いと感じた際は、ブラッシング回数を増やして吐く回数を減らすこともできます。

ストレスを感じた

猫さんは強いストレスにさらされた場合も吐くことがあります。
思い当たる住環境の変化などがあった場合はできる限り改善し、猫さんに適したストレスのな少ない環境を心がけてあげましょう。

異物を食べてしまった

消化できないものを飲み込んでしまった場合、吐き出して体の外に出そうとします。
飲み込んだ物によっては切開手術が必要なケースもありますので、異物の飲み込んだことが確認できた場合は獣医師の診断を受ける必要があります。

病気にかかっている

病気だけでなく、アレルギーや寄生虫、熱中症などでも吐くことがあります。
一見普通に見えても、猫さんの様子に不安がある際は獣医師の診断を早めに受けましょう。

吐いたとしても様子見してよい状態

吐く回数が月に数回程度で、吐いたあとも普段通りに元気

頻繁に吐く様子がなく、週に0〜1回程度の回数であれば深刻な状況である可能性は低い。

フードをいつもどおりの量を食べている

食欲があり普段どおりの量を食べているならば食後の様子を見ててあげましょう。
また同じように吐くようでしたら、フードが猫さんにあってい兄かもしれません。

下痢や便秘をしていない

排泄物に異常がある場合は、嘔吐の有無にかかわらず獣医師の診断が必要ですが、便秘が続いた状態で吐いた場合は要注意です。
腸の詰まりが原因の可能性もありますので、すぐに獣医師に相談しましょう。

実は猫さんは吐きやすい動物です。
吐いてしまったあとも普段と変わりない様子で元気ならすぐに病気と結びつけて考える必要はありません。
慌てずに、猫さんの様子をしばらく見てておきましょう。

猫さんが吐いた後に異変を感じたら…

1日に何度も吐いたり、元気がない、様子がおかしい等、猫さんに異変を感じたら躊躇することなく獣医師の診断を受けさせましょう。

獣医師に診てもらう場合の注意点

何を吐いたかは、言葉ではなく、実物を見せるのが最も良いです。持参が難しい場合はスマホやデジカメで写真をとっておきましょう。吐いている姿を動画で撮影しておくのも医師の判断材料になります。

吐いた回数や、いつ吐いたか等も合わせて伝えられるよう記録しておくとベストです。

まとめ

吐いたときに緊急性の高い状況かそうでないかを判断するには、普段の猫さんの様子をよく知っておくことも大事です。
猫はよく吐くものと油断せず、猫さんの様子に不安がある場合は躊躇せずに獣医師へ相談しましょう。
また、なるべく吐かないように環境を整えたり、ケアしてあげることも大切だと思います。