私はこてつとこなつがはじめての猫さんだったのですが、「猫を飼うのためにこれが必要かな」というざっくりとしたイメージはあったものの、実際に準備を始めようとすると「何が必要で事前に何を準備をすればよいのか、意外にわかっていなかった」ということに気づきました。
最低限何をすればよいのか?私が感じた「これだけは!」という事をまとめてみました。
動物を飼うという心構え
何よりもまず先に、今置かれている自分の状況や家庭の環境で、しっかりと世話ができるかどうかが大事です。
飼い始めてから、途中で「やっぱり無理!」というわけにはいきません。
我が家も動物を飼うということにずっと興味はあったのですが、仕事が忙しかったり3人の子供達がまだ小さく手のかかる年齢だったため、しっかりお世話できるかに不安があったため保護猫の話がきても断っていました。
一度猫さんを迎え入れたら最期まで見届けるという心構えはできているか、しっかり自分と向き合ってみることが大事です。
そしてその意志が同居しているご家族などと共有できているかを確認しましょう。
猫さんを飼うための3つの余裕
金銭的な余裕
日々のエサ代や様々な消耗品のほか、予防接種、病気になった際の医療費など様々な支出が増えます。
猫さんを飼う上で必要な費用を支払う余裕があるかどうかはとっても大事なことです。
猫さん1匹の生涯にかかるお金は、私の予想を遥かに超えていました。
以前検索してみたところ日本ペットフード協会による調査結果によると平均余命約15歳の場合で約100万円程度掛かると試算されていました。
あくまで参考値だとは思いますが、生涯に必要な費用を実際の数字で意識したことがなかっただけに結構驚きました。
猫さんをコストと捉えることに抵抗を感じるかと思います。
ですが猫さんの生涯の中でいつどのようにお金がかかってくるのか等、ある程度の見通しを持っておくことは重要です。
時間的な余裕
餌やりやトイレなどの生活に関するお世話をする時間はもちろん、スキンシップや一緒に遊んだりというコミュニケーションを取る時間も必要です。
私の感覚では猫さん達の世話でそれほど多くの時間を取られているという実感はありませんが、これまでの生活の中にはなかった「猫さんのための時間」が加わることになります。
実際は、もっと時間をかけて猫さんと関わりたいのに猫さんがこちらにかまってくれないので、ちょっと寂しさを感じる日々です…。
精神的な余裕
おそらく猫さんを飼い始めの頃は、これまでの生活の中では考えもしなかった出来事に翻弄されるかとおもいます。
猫さんの粗相やいたずら、様々な失敗等にも、おおらかな気持ちで向き合うことが大事です。
心に余裕がない状態では、猫さんと信頼関係を気付くことが困難になってしまいます。
我が家では猫さんの粗相にほんとに悩まされました…
ふとん、ソファ、枕、クッション、カーペット、等ありとあらゆるものにおしっこをされる日々でした。
強く叱っても意味がなく、猫さんの習性や性格に合わせてこちらが歩み寄り対処するしかないと気がつくまで、やや時間がかかりました。
壁紙やふすま、ソファは爪であちらこちらやられちゃってますが、これはしょうがないと諦めてます。
もし仕事や育児で精一杯の数年前だったら、今のような猫さん達との向き合い方はできなかったと思います。
準備しておくこと
猫さんたちの生活に必要な道具は様々あるとおもいますが、最初からすべて揃える必要はないと思います。
猫さんの性格や好みをみながら徐々に充実させていっても良いと思います。
飼い始めで、無いと困るものをピックアップしてみました。
猫さんの生活道具の準備
トイレとトイレ砂
猫は本能的に砂があるところで排泄します。最初から準備しておいてあげたほうが、その後のしつけもしやすいと思います。
トイレの形状や砂の種類にも猫さんそれぞれの好みがあるようです。
また、1箇所だけでなく複数箇所に、可能なら人目のつかないところに設置してあげると良いようです。
食事用と水飲み用のお皿
いろいろな素材・形状のものがありますがある程度重量があるもののほうが食事の際に動かないため都合が良いです。
子猫の場合は深さのある成猫用では食べにくいので浅めのお皿を使うのが良いと思います。
お水は複数箇所においてあげると良いようです。
キャットフード
人間と同じ食べ物では栄養が偏ってしまい猫さんの健康状態に良い影響を与えません。
猫用のフードを準備しておきましょう。
猫の年齢によって種類が分かれていますので猫さんのあったものを選ぶと良いでしょう。
爪とぎ
準備しても必ずそこでしてくれるわけではないですが、最初から準備して覚えさせたほうが家財へのダメージが少なくなります。
これも複数箇所に準備してあげると良いです。
移動用のバッグ
家に連れてくるときや、最初の予防注射で病院に連れて行く際に必要になるので事前に準備しておいたほうが良いと思います。
家に落ち着くまで、猫さんの寝床としても活躍します。
居住環境の準備
飾ってある観葉植物
お部屋に飾ってある観葉植物の中には猫にとっては有害な物があります。
猫さんが食べると中毒を起こす植物があるので事前に調べて、猫さんが出入りしない場所に移動しておきましょう。
例えばシクラメン、ポトスなどはリビングでによく見かける植物ですが、猫さんにとっては有害です。
部屋の片付け
誤飲や怪我のもとになりそうなものは予め片付けておきましょう。
電気製品のコードやロールカーテンの紐なども注意が必要です。
お風呂場
水を入れたままだと落っこちてしまった際、脱出できなかったり、発見が遅くなってしまったりすると溺れてします。
常に水を抜いておくか、お風呂場は出入り禁止にしておいたほうが良いでしょう。
同居なさっているご家族にも周知しておきましょう。
まとめ
最低限と言いつつも、思い返して見ると事前にしておくべきことは結構ありますね…。
ですが、一つ一つはそれほど大変なことではないと思います。
猫さんが安心して過ごせるよう余裕を持って準備してあげたいですね。
これから猫さんを迎え入れる方や、いずれそうしたいと思っている皆様のお役に立てれば幸いです。